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うま味の秘密を探ろう うま味の秘密を探ろう

だしで体験

昆布だし、かつおだし、うま味調味料を用いて、
「うま味の相乗効果」を体験してみましょう。
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だしのおいしさは「うま味」が支えています。
実は、うま味成分である昆布のグルタミン酸と、鰹節のイノシン酸を組み合わせると、どちらか単独で用いるよりも、うま味が7~8倍にも強くなります(「うま味の相乗効果」)。
グルタミン酸を多く含む昆布だしとうま味調味料、イノシン酸を含む鰹だしを使って、「うま味の相乗効果」を、体験してみましょう!

用意するもの(約10~15人分)
  • 下記仕込み量は、人数に合わせて調整ください。
利尻昆布
※できれば1等級のものを
用意しましょう。
10g
(約10cm×10cm)
昆布だし用の、
軟水のミネラルウォーター
500ml
  • 必ず「軟水」のものを用意しましょう。硬水ではうま味成分を十分に抽出することができません。
鰹節
20g
鰹だし用の湯
500ml
  • 沸かしたての湯を使用します。
うま味調味料
適量
  • 1人当たり使用するうま味調味料の量は、1〜2ふりとごく少量です。
口直し用の、
軟水のミネラルウォーター
コップ1杯分/人
昆布だし抽出用の容器
(分量の水と昆布が入るもの)
鰹だし抽出用の容器
ティーポット等(分量の湯と鰹節が入るもの)
試飲用のカップ
(口直しの水用)
200ml程度入る
サイズのカップ
1個/人
(昆布だし用・鰹だし用)
30〜40ml以上入る
サイズのカップ
2個/人
  • 写真では全て、口直しの水用と同じサイズのカップを使用していますが、昆布だしと鰹だし用のカップは、ミニカップでも大丈夫です。
ペーパータオル
適量
  • だしや水を注ぎ終わったカップにかぶせて使います。
    ラップをかぶせると、カップに密着し外すときにカップを倒す可能性があるため、ペーパータオルをお勧めします。
下準備

[昆布だしの下準備]
[1] 容器に水と昆布を入れ、一晩冷蔵庫で、水出し昆布だしを取ります。

[2] 試飲カップに30~50mlづつ分注します。
[3] ペーパータオルをかぶせてしばらくおいて、昆布だしの温度を室温にします。

  • 冷蔵庫から出してすぐは冷たく、味を感じにくいので、必ず室温にしたものを用います。
一晩冷蔵庫

[鰹だしの下準備]
[1] ティーポット等に、鰹節と沸かしたお湯を入れ、ふたをしてタオル等で覆って保温し、5分間おき、目の細かい茶こし等でこします。
[2] 試飲カップに30〜50mlづつ分注します。
[3] ペーパータオルをかぶせて、しばらくおいて冷まし、鰹だしの温度を室温にします。

  • 昆布だしと温度をそろえるため、必ず室温にしたものを用います。
5分後取り出し
体験してみよう

水を口に含み、飲み込み、味覚をリセットしておきます。

昆布だしを味わってみてください(約半分残してください)。

  • 昆布だしはどんな味ですか?舌全体に広がる、長く続く味を感じてみましょう。

②のカップに、残った昆布だしとほぼ同量の鰹だしを加え、混ぜ合せて、味わってみましょう。

  • 昆布だしに鰹だしを加えることで、味はどのように変わりましたか?

水を口に含み、飲み込み、味覚をリセットします。

③で残った鰹だしを、ひと口だけ味わってください。

  • 飲み干さないで残します。
  • 鰹だしだけの味は、どんな味ですか?
残っている鰹だし

⑤のカップの鰹だしに、うま味調味料を軽く1ふり加えて溶かし、味わってみてください

  • 加えるうま味調味料の量は1ふりだけにしましょう。
  • 1ふり加えて味わってみて、うま味が足りない場合はもう1ふり加えてみましょう。
  • 味はどう変わりましたか?
    ③の昆布だしと鰹だしを合せたときの味と似ていませんか?
うま味調味料
だしで体験 まとめ

いかがでしたか?
昆布だしと鰹だしをそれぞれ単独で味わうと、少し味がうすく物足りなく感じたのに対し、昆布だしと鰹だしを合わせたものや、鰹だしにうま味調味料を加えたものは、うま味が強くなり※、よりおいしく感じられたのではないでしょうか?
(※味全体が強まったと感じる方もいらっしゃるかもしれません。感じたままをメモに残しておきましょう。)

昆布だし+鰹だし ⇒ 鰹だし単独の場合と比べ、うま味の強さが7~8倍に! ※これが「うま味の相乗効果」です。 〔昆布だし+鰹だし〕のうま味 = 〔鰹だし+うま味調味料〕のうま味 昆布だしのうま味 = うま味調味料のうま味!

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