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準優勝

だがやがやがや名古屋市立大学 薬学部薬学科5年

鶏ちゃん(岐阜)

鶏ちゃん(岐阜)

受賞者からのコメント

伝えていきたい鶏ちゃん

皆さんは「鶏ちゃん」をご存じでしょうか? 鶏ちゃんは、おいしい・手軽・ヘルシーの3拍子揃った岐阜県が誇る郷土料理です!しっとりとした鶏むね肉とシャキシャキとしたキャベツ、そしてそれらをまとめる香ばしい味噌の香りが食欲をそそります。おいしさだけでなく、材料の半分は鶏むね肉、そしてもう半分はキャベツをはじめとする野菜であるため、ヘルシーで手軽に作ることも魅力です。低カロリー・高タンパクで知られ、近年注目が高まっている鶏むね肉を美味しく豊富に摂ることができるのもポイントです。

手軽に作れ、ヘルシーな鶏ちゃんは現代人にピッタリな料理だと思います!ぜひ作ってみてください!

郷土料理の伝承と
うま味調味料の可能性

おいしい・手軽・ヘルシーな鶏ちゃんは、忙しく、栄養バランスが崩れがちな現代人にピッタリな料理だと考えられます。今回提案するレシピでは、これら3点をさらに強化し、より手軽においしくヘルシーな料理として伝承していくことを目指しました。

結果として、味の面では、うま味調味料の使用により、31%の減塩を達成しつつも、伝統レシピよりも総合的においしい※官能評価結果よりレシピを提案できました。特に鶏むね肉は、特有のパサつきが少なく、しっとり柔らかく仕上がりました。栄養バランスの面では、「1食で野菜80g、タンパク質10gを摂れて、食塩相当量1.0g以下、200kcal以下(推定)」を実現し、手軽さの面では、「下味冷凍によって、いつでも簡単調理」を可能にしました。

私たちが提案するうま味調味料を用いたレシピによって、多くの方々が鶏ちゃんの魅力を再認識し、鶏むね肉を使った代表的な料理として愛されることを願っています。

審査員総評

  • 伝承性
  • 新世代へのフィット感
  • うま味調味料の活用度
  • 受賞作品の特徴

受賞チームの味覚評価結果紹介

伝統的なレシピと減塩レシピ(うま味調味料活用)を比較すると減塩率31%伝統的なレシピと減塩レシピ(うま味調味料活用)を比較すると減塩率31%

うま味調味料の活用ポイント

おいしく減塩するために
工夫したところ

  • タレにうま味調味料を使うことで、解凍時に鶏肉がパサつくのを防ぎました。
  • タレにうま味調味料を使うことで、鶏肉のうま味を高め、減塩によって味気なくなるのを防ぎました。
  • キャベツにうま味調味料を使うことで、特有の青臭さを軽減させました。
  • ピーマンにうま味調味料を使うことで苦みを軽減させました。

次世代に伝えていくために
工夫したところ

  • 苦手な人も多い、ピーマンの苦みを軽減させ食べやすくしました。
  • パサつきによって敬遠されがちな鶏むね肉をしっとり仕上げて食べやすくしました。

うま味調味料の活用以外のポイント

おいしく減塩するために
工夫したところ

  • 漬けタレに玉ねぎを入れることで鶏肉を柔らかくしました。
  • 下味冷凍させることで、味を沁みやすくしました。
  • 玉ねぎを加えることで料理全体の色味を足し彩り豊かにしました。

次世代に伝えていくために
工夫したところ

  • 下味冷凍することで保存しやすく、いつでも食べられる手軽なものにしました。
  • 玉ねぎを加えることで、1食あたり80gと多くの野菜が摂取できるようにしました。

材料

※うま味調味料は、高核酸系うま味調味料を使用。

作り方

  1. ポリ袋に、味噌、醤油、酒、すりおろしにんにく、高核酸系 うま味調味料(A)を入れる。さらに、ひと口大にカットした鶏肉、薄切りにした玉ねぎを加え、軽くもんだ後、冷凍する。
  2. ①の冷凍したタレに漬けた鶏肉を自然解凍する。人参は短冊切り、ピーマンは細切り、キャベツはザク切りにし、ピーマンとキャベツには高核酸系 うま味調味料(B)をふる。
  3. フライパンを熱して植物油をひき、②の解凍した鶏肉、玉ねぎを入れ、中火で炒める。
  4. 鶏肉の表面に火が通ったら人参を入れる。
  5. 人参に火が通ったら他の野菜を加え、強火にしてキャベツがしんなりするまで素早く炒める。

〈伝統レシピの調理手順〉
調理手順1で、玉ねぎを入れない。冷凍しない。

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